月曜からカタコリ

ハッカーにも画家にもなれない

森博嗣の財布に貢献してきた

話題の『すべてがFになる』を読みました。

すべてがFになる (講談社文庫)

すべてがFになる (講談社文庫)


ドラマ化、アニメ化もされた作品。
本を読んだ後にドラマを見てみようと思って探してみたけど、わりと怖かった…あと演技がうまくない…
小説の方が淡々としていてメリハリがあっておもしろかったです。


SFミステリーと言われることもあるけど、超頭がいい人達が出てくるということを除いて、非科学的な部分はありません。
森博嗣の小説の評価として、「難しいサイエンスの用語が出てきてよくわかんなーい」というのがありますが、理系大学の教養的な基礎知識があれば充分かと…逆にそういうものに全く関わったことがなければちんぷんかんぷんかも。
シリーズの中でもFの話は天才プログラマーが出てくる話です。初心者プログラマーの私でも知っている程度の知識しか出てきませんが、もちろん知らなくてもなんとかなります。



小説の最初の方は少し不気味な雰囲気があり、非科学的なものが苦手な私にとっては少し苦手でした。
なんで『あの人とお知り合いですか?』と聞かれて『知り合いの三乗根程度ですわ』って答えるの?!?「ほんの少しです」って言えばいいじゃん!!笑

そういう要所要所の表現は苦手だったものの、読み進めていくうちにハマりました。これぞミステリー。
途中、怖いシーンも出てきますが、活字だから避けられるもの。私の想像力をシャットアウトして脳内で映像化することを避けたらなんとか乗り切れました。


できるだけ自分で推理しながら読み進めていきました。
まず題名の『すべてがFになる』これは最初の数ページを読んだだけでなんとなく答えがわかりましたが、それが何に使われるのかは最後の方になるまでわかりませんでした。
時々、犯人じゃない人の怪しい動作が書かれていて、こいつが犯人か?!と思わされます。
そして何度か騙されつつも、最終的には衝撃的な種明かしとなります。全然推理が追いつかなかった…



森博嗣の『作家の収支』を先に読もうとしていたのですが、そのなかでえ言及されているこの本が気になって先に読んでしまいました。
この『作家の収支』のなかで、森博嗣は「金儲けのために小説を書いている。それ以上でも以下でもない」と公言しています。潔い!


これからもこのシリーズものを読み進めたいし、他の作品もきになるので、まだまだ森博嗣の財布に貢献することになりそうです。